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それぞれの時間

徒然... 日々のあれこれを書いています。

数値におわれて...

数値におわれて...

 発病してから、ずうーっととられ続ける血液のデータに、親子でノイローゼとなる。一喜一憂しているうちはよかったけど、保健所の難病カードを発行する係のおじさんに、「奥さん気持ちをしっかり持って、頑張って生きていきなさい!」とかいわれて...


 なんじゃろなあ...人生の終わりみたいにいわれたくないなあ

 すごい同情だったよなあ...重たいなあ...

  あたしたち、結構平気なのにねえ!

 それよりは、階段ではなくてエレベーターつけてよ...と言う気持ちが強かった。保健所にエレベーターがないなんて。。。

 このときは、公園のみごとな桜並木の下を歩いていて、この桜のはなびらの数だけ、いろんなことがあるんだよね〜って思った。

 目先の数字に追われるより、楽しいことがいっぱいできるようにしよう!


 立ち直りがもともと早いので?...シャキット!


 数値はめやす。出血したら私が止める。決心するとなんでもないこと。

 止血剤をもちあるき、バランスの良い食事、

 ストレスがたまらないようにのびのびと生活しよう!

   そう心にきめた日!


 どんなに心に決めたって、どうにもならないことがあったのです!!

 ちょっと鼻水がでてるかとおもったら、赤い糸のように血がまじる。

 そして止まらず、普通の鼻血へと出世!

 ...止まらない...そでをめくると腕には点状出血が見事に広がる。


  出血とともにかかりつけの病院へ飛び込む。


 風邪のウィルスによるもの...

 わかっていてもどうしようもない。

 目にはみえない相手にどれほど泣いたことか...

 無菌室で暮らせばいいのは、わかっているけど、、、

 できない...家族で一緒に暮らしていたい!!

 学校がとても楽しくなって、みんなが彼の学校生活をささえてくれて、

 理解してくれて! ここまで頑張ってきて! 

 今の暮らしを捨てられない。。。

 寿命がわからない!とまでいわれても、、、

 この暮らしの中で育ちあいたいと思う我が儘なわたしに?

 夫はなにもいわない。。。「仕事が忙しい・何もできない!」


 医者よりもお前にまかせるといったきり...

 Kの病気に、みんなの盆暮れ正月、日曜もなにもない、

 出血がすべてを支配していた!!

 その度病院へ走る...の繰り返し...どうしていいかわからない日々、

 どうしようもない日々に出血の恐怖...見えない敵にたまるストレス!



       虚  脱  感...


 そんななかで、ささえてくれたのがパラリンピックの選手たち...

 どんなときも笑顔で。。。


   「頑張れ、Kは大丈夫だ!」と励ましてくれる。


      君のために走る!!と約束してくれた。


   
 たくさんの勇気をもらって、すこしづつスポーツを始めた。

  一歩一歩ゆっくりと無理の利かない体だけど、、、


      目標へむかって歩いている。


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by razuberi3 | 2003-12-01 15:37 | ITP

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